私たちが活動している秋田県はとても自然豊かで素晴らしい地域資源を有する県です。しかし、現在は人口減少率、高齢化率、出生率でワースト全国一位を獲得するなど、過疎化が進んでいます。厳しい寒さもあり、潰れてしまった空き家を目にする機会が増えてきました。
秋田県の人口は、2017年に100万人を割り、このままいくと2040年には、70万人になると予想されています。そんな厳しい環境下にあっても、私たちなりに活動していきます。
農業や食材が豊富な秋田県ですが食品製造業の製造品出荷額等は、全国 44 位、東北でも6位と低位になっています。良い素材や技術はあるのに、マーケティングやブランディングの部分で負けてしまっている商品が多く、非常にもったいない印象があります。昔ながらの販売方法ではこの先、厳しいと感じている方と、真剣になって一緒に力を合わせていきたいと考えております。
コロナ禍での消費ニーズの変化や原油・原材料価格の高騰など、食品産業は大きな転換期を迎えており、新しい価値を提供出来る人材が必要になってる時代だと思います。秋田には、優しくて真面目な人が多いと思っています。
周囲と力を合わせて地元を盛り上げようという心意気もあります。
私はそんな秋田が大好きです。
しかしそれは、弱点でもあるのかもしれません。
まっすぐに愚直に商品に向き合うので、尖った発想や目新しい商品が出てきづらいのです。
私のような若造が、「その弱点を克服させてあげよう!」などと思うのはおこがましいです。そんな立派な人間ではありません。
でもきっとスイミーのように、小さな小さな1つのピースを担うことはできるはず…。
野球に打ち込んだ学生時代から『為せば成る』と信じ続け、自由に色んな挑戦をして、その分、色んな失敗もしてきました。
秋田に足りない“奇抜な発想”を、少しくらいは持っていると自負しています。
これとEC販売の実績を武器に、地元の新しい商品を世の中に送り出せたら、こんなに嬉しいことはありません。